地域の開業医と連携して1症例を大切に学んでいく年にしたい

2026年 新年おめでとうございます。
当院が長与町北陽台に新築移転してから4年半経過しました。

移転直後から医師会の先生方から患者さんの紹介をいただき、順調に病院経営が出来ています。
長崎市滑石の旧病院時代は地域医療連携の会を3回開催しました。今でも周辺の病院はホテルで連携の会を毎年開催し、院長の挨拶、各診療科の部長が得意分野を講演、懇親会の順番で地域の開業医さんも多数参加されています。

私も移転してから地域連携の会を立ち上げようかと考えましたが、これで本当に地域連携と言えるのだろうか?何か釈然としませんでした。
悶々と考えていたある日、当院の医療連携室、事務長が中心になって当院へ紹介して頂いている医院、病院、施設へアンケートの結果を見て愕然としました。
地域医療連携の会を希望していたのは1施設だけ、多くは勉強会、症例検討会を希望されています。確かにホテル開催で大きな部屋で多数が参加している状況では質問をしにくい環境かもしれません。自分が紹介した患者さんが入院後、どうなったのか、当院へ紹介して問題なかったのか?紹介元はそこを知りたいのではないか。月曜日から金曜日の毎朝、当院医局で新入院患者さん、状態に変化があった患者さんの画像、熱型、データを見て討論する場を設けていますが、そういうスタイルを開業医は望んでいるのではないか、2026年から当院の連携のあり方を考える機会となりました。

個人情報には配慮して症例報告、会議室で開業医が気楽に質問出来る勉強会を2026年は開催します。勤務医時代は症例検討会に参加しながら日々学ぶ機会がありましたが、 開業医になると個人の学びとなり、カンファランスが不足して知的刺激が少なくなります。夕方の開催になりますからドーナツやピザを食べてコーヒーでも飲みながら気軽に参加出来る場を当院で定期的に開催します。

最後になりましたが、9月にはブリックホールで長崎救急医学会学術集会を開催します。昨年は佐世保で開催されましたが離島からの発表がありませんでした。今年の学会では離島からも参加して頂き、日頃の症例を吟味して率直な意見交換ができる場としたいと思います。テーマは「断らない」救急医療を目指して!です。

2026年も長崎北徳洲会病院は地域に愛される病院を目指して頑張ります。

2026年(令和8年)1月院長 鬼塚正成

バックナンバーはこちらからご覧いただけます。